突然、「SIMカードが読み込めません」「不正なSIMです」なんて表示が出たことありませんか?
私が以前携帯ショップで勤めていた頃、意外にもSIMカードの不具合でお店に来られるお客様が多かったです。SIMカードに不具合が起きると、当然電話やネットが使えなくなってしまいますよね。
Apple Storeへ修理に出す前に!まず出来ることがあるのです。そこで今回は、SIMカードに不具合が起こってしまったときのトラブルシューティングをご説明していきたいと思います。
目次
対処法①iPhoneを再起動する
まずはiPhoneの電源を入れ直しましょう。iPhoneは精密機器ですので、ちょっとした衝撃でも不具合が起きることが。一時的な不具合でSIMカードが読み込めなくなっている可能性もあります。
実際に電源を入れ直すだけで改善された例もありました。
しかし、月に数回など頻繁に発生するのであれば、SIMカードまたはiPhone本体の故障も考えられます。一度ショップに相談にいくことをおすすめします。
対処法②SIMカードを入れ直す
SIMカードに汚れが付着していたり、位置が微妙にずれているとSIMカードが読み込まれない不具合が発生することがあります。
一度iPhoneの電源を切り、SIMカードを外したら柔らかい乾いた布などで優しくふき取ってから、再度iPhoneにSIMカードを挿入しましょう。
SIMカードの入れ直し方法
iPhoneを購入した際に付属されているSIMピンを利用します。SIMピンがない場合は、針など先が細いもので代用しましょう。(本体やSIMカードを傷付けないように十分注意して下さい。)
iPhone本体横にSIMカードの挿入個所があります。SIMピンを小さな穴にさし軽く押すと、SIMカードが出てきます。入れ直すときは、キャリア名が書かれた面が上にくるように挿入します。
対処法③端末にロックがかかっていないか確認
iPhone本体にネットワーク利用制限がかかっていると、SIMカードが使えません。
自身のiPhoneのIMEIを入力することで、確認が出来ます。下記URLより確認をしてみましょう。
・ドコモ
ネットワーク利用制限電話機確認サイト
・ソフトバンク
ネットワーク利用制限 携帯電話機の確認
IMEIを確認するには、設定から入ります。
一般→情報へ進み下へスクロールすると、IMEIの横に数字が書かれています。こちらを契約先キャリアのネットワーク利用制限確認ページに入力しましょう。
対処法④最新iOSにバージョンアップする
iPhoneのiOSバージョンが最新になっていないと、軽微な不具合が発生することもあります。まずは自身のiPhoneが最新iOSになっているかを確認しましょう。
設定→一般→ソフトウェア・アップデートと進みます。
「お使いのソフトウェアは最新です。」と表示されれば問題ありません。古いiOSになっていると、最新iOSのインストール画面がこちらに表示されますので、そのままバージョンアップを行いましょう。
バージョンアップはWi-Fi接続を使いますので、SIMカードの不具合でキャリア通信が出来なくても問題ありません。また、事前にバックアップを行っておくことをおすすめします。
対処法⑤SIMカードを交換する
電源の入れ直しやバージョンアップを行っても改善されない…。という場合は、SIMカード自体に問題がある可能性が高いです。契約先の携帯キャリアショップに行き、SIMカードの交換をするのが良いでしょう。
SIMカード交換にかかる費用
大手キャリアのドコモ・au・ソフトバンクでは、自然故障の場合SIMカード再発行に費用はかかりません。しかし、水濡れや故意の破損など、自然故障の扱いにならない場合料金が発生するケースも。
もし料金が発生しても、ドコモ・auなら2,000円(税抜)、ソフトバンクなら3,000円(税抜)で再発行を行ってもらえます。
SIMカードはとても重要な存在ですが、カード本体が高価なわけではないので安心して下さい。
それでも直らないときは…。
上記のことを試しても改善されない場合は、iPhone本体が故障している可能性が高いです。Apple Storeまたは正規プロパイダーのテクニカルスタッフに相談し、修理などの対応を取ってもらいましょう。
SIMカードは小さいけれど、大きな役割を持っています。急に電話やネットワーク通信が使えなくなってしまうと、とても困りますよね。もし、SIMカードのトラブルが発生したら、今回の記事を参考にして頂ければと思います。
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