iPhoneのロック解除する時には、設定したパスコードを入力して画面ロックを解除するのですが、パスコードが分からなくなって画面ロックが解除できない時の対処方法をまとめました。
目次
- 1 iPhoneでパスコードが必要となる時
- 2 iPhoneのパスコードを忘れた時の対処方法
- 3 画面ロックが解除できなくなったらリカバリーモード
- 3.1 パソコンのiTunesがないと復旧できない
- 3.2 自分のPCでiTunesバックアップを取ったことがある場合はバックアップを取ってから復元
- 3.3 自分のPCでiTunesバックアップを取ったことがない場合はリカバリーモード
- 3.4 iPhoneX、8、8 Plus の場合のリカバリーモードへの設定方法
- 3.5 iPhone7、7 Plusを利用している場合のリカバリーモードへの設定方法
- 3.6 iPhone6s以前のiPhoneを利用している場合のリカバリーモードへの設定方法
- 3.7 パソコンのiTunesで復元を選べばiPhoneが利用できるようになります
- 3.8 バックアップは常に取っておくことが重要
iPhoneでパスコードが必要となる時
ロック解除は指紋認証や顔認証が主流!
普段、iPhoneのロック解除は指紋認証(Touch ID)もしくは顔認証(Face ID)を使って解除している方が多いと思います。
指紋認証はiPhone5sで初めて登場し、瞬く間に流行りました。その後iPhone以外のスマートフォンでも指紋認証を搭載しているスマホが増えましたし、指紋認証はなくてはならないシステムとなっています。
とはいえ、いろんな場面でパスコードが必要になってきます。では、どういうときにパスコードが必要なのか見ていきましょう。
iPhone指紋認証の調子が悪い時
また、指紋認証時に指紋が正しく認識できない場合もパスコードを求められます。
例えば、指が濡れていた時に指紋認証をしようとすると、認証が弾かれる事がよくあります。また、顔認証の場合は、マスクをしている、サングラスをしていると解除できません。
認証ができないときは、パスコード入力が必要になってきます。
iPhoneを再起動したときはパスコード入力が必要
画面ロックの設定をしている場合、iPhoneを再起動すると、初回はFace IDやTouch IDでは画面ロックを解除することができません。こちらもパスコードが必要になります。
再起動するケースとしては、iPhoneを使っていて突然固まった、とかiPhoneが熱くなって動かなくなった、電波の入りが悪いでiPhoneの電源を落としたなど。そのほか、iPhoneのiOSをアップデートが完了後の初回起動時にも求められます。
iPhoneの再起動で意外と盲点なのが、iPhoneのアップデートをする時です。
iPhoneのアップデートは、iPhoneを安全に使うために必要なのですが、頻度はそれほど多くありません。
1ヶ月以上アップデートがなかった、ということもめずらしくありません。普段使わないため、いざという時に忘れたということがあります。
パスコードを使う機会が少ないからパスコードを忘れる
iPhoneを再起動するケースはそれほど多くないです。普通の使い方をしていれば、数ヶ月間再起動しなかった、ということも珍しくありません。
画面ロックは指紋認証で解除しますから、パスコードの存在すら忘れてしまう可能性があります。そんな時に突然iPhoneの再起動がかかり、パスコードを忘れても困りますよね。
ここからは、パスコードの忘れたときの対処法を紹介していきます。
iPhoneのパスコードを忘れた時の対処方法
iPhoneのパスコードを何度か間違えたら一旦打つのをやめる
パスコードを2、3回入力して間違えた場合は、そのまま連続では入れずに一旦止まります。そこでもう一度パスコードを思い出します。自分が正しいと思っているパスコードの番号は、本当にパスコードの番号でしょうか。
もしかしたら別の暗証番号をいれているかもしれません。正しい番号を入れていれば必ず画面ロックを解除することができるのですから、2、3回間違えた時点でパスコード番号が間違えているかも、と疑問を持つことが大切です。
パスコードを間違えても焦らない
何度か画面ロック解除に失敗しても焦らないことが大切です。もしかしたら、パスコードの番号は正しくても、iPhoneで正しいパスコードが打ち込みできていないだけかもしれません。
例えば数字の5を打ち込んだつもりが6を打ち込んでいた、ということも珍しくありません。そのため、正しいパスコードを思い出したら、次は画面を見て、慎重に打ち込みます。
パスコードは、連続して6回以上間違えるとロック解除までに時間がかかる
画面ロックでパスコードを6回以上間違えると、一定時間を経過しないとロック解除ができなくなります。6回目は1分間、7、8回目は15分、9、10回目は60分間ロック解除ができません。
そして10回以上間違えると、永久にロック解除できなくなります。設定によっては自動的にiPhoneの情報が削除されます。
画面ロックが解除できなくなったらリカバリーモード
パソコンのiTunesがないと復旧できない
iPhoneの画面ロックでパスコードを10回以上間違えると、iPhoneが使用できなくなります。こうなってしまったら、パソコンにiTunesをインストールし、パソコン経由でiTunesに接続することでしか復活することができません。
この作業をすることでパスコードのデータは初期化されますが、同時にiPhoneのすべてのデータも初期化されます。パソコンをお持ちでない場合は、友人のPCを借りるか、Apple Storeなどの修理可能なお店で対応してもらいましょう。
自分のPCでiTunesバックアップを取ったことがある場合はバックアップを取ってから復元
自分のPCからiTunesにつないだ場合、iPhone内のデータを消す前にバックアップが取れる場合があります。条件は「iTunes で同期したことがある場合」です。
パソコンとiPhoneをつなげてiTunesを立ち上げたときに、バックアップと同期ができればiPhoneの情報をバックアップすることができます。
しかしながら、この画面でパスコードの入力画面が表示されてしまった場合は残念ながらデータは復活できません。
自分のPCでiTunesバックアップを取ったことがない場合はリカバリーモード
友人や他人のPCを借りた場合や自分のPCでパスコードが表示された場合は、リカバリーモードを使って初期化を行います。
まずはiTunesがインストールされたパソコンとiPhoneをケーブルでつなぎます。次にiPhoneをリカバリーモードにします。
iPhoneX、8、8 Plus の場合のリカバリーモードへの設定方法
iPhoneXの場合は、音量を上げるボタンを押してすぐに放します。そして、音量を下げるボタンを押してすぐに放します。最後にサイドボタンを押し続けますと、リンゴのマークが表示されます。そのまま押し続けてください。すると、iPhone側にリカバリーモードの画面が表示されます。
iPhone7、7 Plusを利用している場合のリカバリーモードへの設定方法
iPhone7、7 Plus以外は、パソコンとiPhoneをケーブルでつないだ後、サイドボタンと音量を下げるボタンを同時に押しリカバリーモードの画面が出るまで押し続けます。
iPhone6s以前のiPhoneを利用している場合のリカバリーモードへの設定方法
ホームボタンと上部のボタン (iPhone6と6sの場合はサイドボタン) を同時に押し続けることで、リカバリモードの画面が表示されます。Appleのロゴが出ますがそのまま長押しを続けてください。
パソコンのiTunesで復元を選べばiPhoneが利用できるようになります
iPhoneでリカバリーモードの画面が表示された後は、パソコンのiTunesでポップアップが表示され、復元、またはアップデートを選択する場面で復元を選択し、iTunes側で復元が終わればiPhoneが利用できるようになります。所要時間は15分程度ですが、30分以上かかってしまう場合もありますので、気長に待ちましょう。
バックアップは常に取っておくことが重要
パスコードを忘れて画面ロックが解除できないケースですが、自分が忘れた、という事以外でも発生する事があります。
例えば子供がiPhoneで遊んでいてロックをかけてしまった、自分以外の誰かがなにかの理由でパスコードを解除したかった、一時的な不具合などでパスコードが変更できなかったなど、想定していない事態が発生することもあります。
そういう時に慌てないように、iTunesやiCloudでバックアップを取っておけば、万が一の時にも安心して使えます。バックアップは定期的に取得し、万が一に備えましょう。
最近のコメント